認知症とは?どんな症状が現れるのか

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認知症とは?どんな症状が現れるのか

「認知症」という言葉を聞いたとき、皆さんは何を想像しますか。多くの人は、ボケた老人を思い浮かべると思います。しかし、実際には老人特有の病気ではなく、30才代での症例もあります。

以前は痴呆症という言葉が使われていましたが、「痴呆」という表現には侮蔑的な意味も含まれているため、最近では「認知症」という用語が広く用いられています。
認知症というのは、いったん発育して正しく機能を果たしていた脳が、何らかの損傷を受けたり、器質的な変化により、知的能力が低下してしまうことを言います。

「認知症」と聞くと、「アルツハイマー」という言葉を思い浮かべる人は多いでしょう。実際、認知症は、アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症と呼ばれる2種類の罹患例が多いようです。

アルツハイマー型認知症は「老年認知症」とも呼ばれるように、老化により、脳神経細胞が変性したり萎縮することが原因となって生じます。根本的な治療方法は今のところまだ発見されておらず、以下のような症状が見られます。
最初のうちは、記憶の混乱や低下として現れ、特に

 ・場所がわからなくなる
 ・ひどい物忘れ

などの症状が認められます。さらに病気が進行すると

 ・暴言・暴力・徘徊などの問題となる行動
 ・言葉がわからなくなる
 ・物が認識できなくなる

といった、いわゆる「痴呆」状態となり、さらに運動障害などが加わることもあります。最終的には寝たきりとなり、死に至ります。

一方、脳血管性認知症は、多発梗塞性認知症とも呼ばれ、脳梗塞(のうこうそく)の多発や、脳出血(のうしゅっけつ)が原因となります。これらの脳の血管障害により、いろいろな精神障害の元となるたくさんの小さな梗塞巣(こうそくそう)ができたり、脳の特定部位の障害を引き起こしたりします。


詳しくは、認知症は以下のように6つに分類されます。

1.アルツハイマー型痴呆症
2.脳血管性認知症(多発梗塞性認知症)
3.他の一般身体疾患による認知症
4.物質誘発性持続性認知症
5.複数の病院による認知症
6.特定不能の認知症

この分類は、精神疾患の診断のマニュアルとして、広く用いられている『精神疾患の分類と診断の手引き』(DSM-4)によるものです。