脳外傷が原因となる認知症

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脳外傷が原因となる認知症

脳の外傷が原因となって認知症の症状が現われる場合があります。

脳外傷とは、頭部に大きな力が加わって起こる脳の障害です。脳外傷の原因として最も多いのが、交通事故です。

次に、労働災害、不慮の事故、スポーツ中の事故と続きます。青少年層の死亡原因は、脳外傷によるケースが増えてきています。脳外傷が原因となる認知症の症状は、脳が受けた障害の大きさによって異なります。
◆比較的軽度の障害の場合
軽度の障害の場合には

 ・一過性の意識消失、健忘
 ・吐き気
 ・頭痛
 ・嘔吐

などの症状が見られます。障害の程度が軽い場合を「脳震とう」と呼びます。脳震とうの場合、出血や目立つ傷がなければ安静を保つことで回復することができます。

◆重度の障害の場合
障害の程度が重い場合には

 ・意識が戻らない、意識不明
 ・脳組織の破壊
 ・脳内外の出血

などが起こります。特に出血がある場合には神経障害が現われる場合があります。


高齢者が脳外傷を受けた場合、特に気をつけなければならないことがあります。頭部の外傷から数週間ないし数ヶ月の後に、じわじわと出血した血液が頭蓋骨のすぐ内側にたまり、血液の塊(血腫)ができる場合があります。この状態は「慢性硬膜下血腫」と呼ばれ、血腫の大きさによっては

 ・頭痛
 ・手足のしびれ
 ・歩行障害
 ・思考力低下

が起こります。さらに、認知症の症状が現われることもあります。慢性硬膜下血腫の治療は、局所麻酔のもとで、医師と患者が会話しながら進められる簡単な手術です。頭蓋骨に1個の穴をあけてたまった血液を洗い流します。