お年寄り特有の病気

みなさんはどれほど病気に関心がありますか?
若いうちは病気と言えばせいぜい風邪や飲み過ぎによる二日酔い程度しか意識しないものですが、お年寄りになるとそうもいきません。加齢現象というものは、着実に身体を蝕んでいきます。お年寄り特有の病気に関する基本的知識の一部をまとめてみました。若い方に読んで頂けると幸いです。

<お年寄り特有の病気・代表例>

■脳卒中とは?
脳血管の老化により引き起こされる病であり、大きく分けて梗塞と出血の2類型がある。

・脳梗塞
脳血管が「塞がる」ことで発症する脳疾患。

・脳出血
脳血管から出血し、脳にダメージを与える疾患。

・主な特徴
脳梗塞は主に女性が発症する傾向にあり、反対に脳出血は男性が発症しやすい。ちなみにくも膜下出血は女性の発症が多い。

■心筋梗塞の基本的な知識
日本人の死亡原因の第2位である心臓病。なかでも心筋梗塞はお年寄りにとって身近な病である。

・急性心筋梗塞
いわゆる一般的な心筋梗塞を指す。何の前触れもなく突然襲ってくる病。

・陳旧性心筋梗塞
発症に気づかないタイプの心筋梗塞。以前に心筋梗塞を発症した患者が発症する場合がある。

■老人性うつ病とは?
高齢者になっても心の苦しみは消えないもの。また昨今の社会状況はお年寄りを「孤立」させてしまう感がある。こうした背景が老人性うつ病を「蔓延」させているのかもしれない。

・加齢することへの不安
・死への恐怖
・独居による孤独感

こうしたお年寄り特有の不安感・孤独感が老人性うつ病を発症させ、悪化させていく・・・。

■痴呆・認知症の基本的類型
以前は「痴呆」と呼ばれた認知症。基本的には老人特有の病気であると言って差し支えない。認知力が欠如することで日常生活を送ることが難しくなってしまう、不治の病である。

・痴呆・認知症の2類型
アルツハイマー型と脳血管型の2つに主に大別される。こうした知識を頭の片隅に入れておくことが、私たち中年世代、そして若い世代には必要だ。

複合的疾患の高齢者が増大

年を取るにつれ当然ながら疾病にかかりやすく、しかも複数の病気を抱えてしまう、いわゆる複合的疾患の高齢者が増大していると言えます。

複合的に疾患を抱えている場合、次々と新たな病気にかかりやすくなり、最悪の場合、死を迎えてしまうことに。例えば、一時期流行した、新型インフルエンザ。これにより持病の心臓病が悪化し、合併症を併発、死亡した高齢者の事例が見られました。

また、先ほども挙げましたが免疫力や自然治癒力が無くなりつつあるのがお年寄りの身体です。何らかの「難病」にかかってしまうと、治癒することが難しくなってしまうのが現状です。結果として、死に至らずとも、持病化してしまうことが常となってしまいます。

では、最後に年を取るとかかりやすい疾病を具体的に見ていきたいと思います。

特に70歳を超えると、循環器系では高血圧、脳血管障害、心不全に至るケースもあります。また呼吸器系では慢性気管支炎・肺気腫といった病にかかることも。それ以外では、当然ながらがん・糖尿病が挙げられるでしょう。

また、直接は命にかかわりにくいものの、骨粗鬆症はお年寄りにとって要注意な病です。筋肉の衰えも相まって、骨がもろくなってしまうのが老化現象の最たる例だと言ってもいいでしょう。歩行が困難になることや寝たきり状態になる恐れもあります。

メンタル系では痴呆症に罹患される方が多いです。伴侶の死などのショックが引き金となるケースが後を絶ちません。

こうして考えていくと、誰でも年をとり、老化していくわけですから、お年寄りの「痛み」をなるべく理解することが、ひいては自分のためになるのかもしれません。